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TLC用呈色試薬溶液 / TLC Stains

 高感度分離分析の手法としてGCやHPLCが多用されており,新たな検出手法や高分離能カラムが開発され,高感度,高選択分離分析が実現されています。そして,その分析対象物質も生体微量成分,微量環境汚染物質と広範にわたっており,今日の微量分析技術発展の一翼をになっています。
 一方,TLC(薄層クロマトグラフィー)は反応の進行状況の確認,HPLCの分離条件検討などに用いられており,また,日本薬局方では,オウゴン,オウバク,ダイオウなどの多くの生薬に対してTLCでの確認試験を定めています。このようにTLCは現在でも極めて重要な簡易分離分析の手法として多方面で幅広く利用されています。
 TLC分析で得られる情報として,Rf値が挙げられます。この値は,展開条件が同一であれば物質に固有の値で,物質の同定に利用されます。また,呈色試薬を選ぶことにより,選択的な検出が可能です。例えば,展開後,複数のスポットの中からアミノ基を有する化合物を検出したい場合,TLCプレートをニンヒドリン溶液で処理することによりアミノ基を有する化合物のみを呈色させることができます。TLC用の呈色試薬は数多くの種類が報告され,利用されています。TLC分析でよい結果を得るためには,この呈色試薬を上手に選ぶことが大切です。
 以下に代表的なTLCの呈色試薬溶液と対象とする官能基を示します。いずれの呈色試薬溶液も展開後ただちにご使用いただけるよう調製しております。ぜひ,ご利用ください。
製品コード 製品名 処理 対象化合物
A1674 p-Anisaldehyde (Ethanol Solution) (contains Acetic Acid, H2SO4) 加熱 万能呈色試薬。ほとんどの官能基に有効。特に求核性のあるもの。フェノール,糖類。
P1484 Phosphomolybdic Acid (Ethanol Solution) (PMA) 加熱 万能呈色試薬。ほとんどの官能基に有効。
P1483 Potassium Permanganate Solution (contains K2CO3, NaOH) - 万能呈色試薬。酸化される官能基に有効。多重結合,アルコール,アミン,スルフィド,メルカプタン。
N0719 Ninhydrin (Ethanol Solution) (contains Acetic Acid) 加熱 アミン類,アミノ酸を呈色。Boc保護されたアミノ基もTLC上で脱保護され呈色する。
D2968 2,4-Dinitrophenylhydrazine (Ethanol Solution) (contains HCl) 加熱 アルデヒド,ケトンのみを呈色。
B2401 Bromocresol Green (BCG) (Ethanol Solution) (contains NaOH) - pH5以下の官能基を含む化合物を黄色に呈色。カルボン酸,スルホン酸など。
C1794 Ceric Ammonium Molybdate Solution (CAM) (contains H2SO4) 加熱 ほとんどの官能基に有効。
V0080 Vanillin (Ethanol Solution) (contains H2SO4) 加熱 アルコール,フェノール。

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