1,3-ジヨード-5,5'-ジメチルヒダントイン (= DIH)(製品コード:D3657)は、Oraziにより最初に報告されたヨウ素化剤で、ヨウ素化反応でよく用いられる分子状ヨウ素(製品コード:I0604)や、N-ヨードスクシンイミド (= NIS)(製品コード:I0074)を用いた場合よりも高収率かつ位置選択的にヨウ素体を与えます1)。DIHは分子状ヨウ素のような昇華性が無く、かつ低毒性な淡黄色固体で、取り扱いが容易な反応試剤です。なお、反応終了後に生じるジメチルヒダントインは水洗により容易に除去することができます。
DIHは硫酸の存在下、室温にて芳香族化合物と速やかに反応し、対応するヨウ素体を与えます2)。また硫酸を溶媒として用いることにより、ニトロベンゼン等の不活性な基質もヨウ素化することが可能です。
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