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植物研究関連試薬

植物科学の分野では植物の生理作用や形態形成、栽培技術などのあらゆる研究が日々進められています。弊社では、植物透明化試薬や植物ホルモンといった植物の研究に使用される製品を数多く取り揃えています。

蛍光タンパク質観察に最適な植物透明化試薬 iTOMEI

植物透明化手法「TOMEI」1)を蛍光タンパク質の観察へ特化させた「improved TOMEI (iTOMEI)」は、松永研究室で開発された透明化手法です。透明化処理の簡便さと明瞭に蛍光タンパク質を検出する機能を併せ持ちます2,3,4)
弊社では、このiTOMEIに適した試薬をご用意しています。

図1. 共焦点顕微鏡で得られたシロイヌナズナ葉の光学切片画像

図1. 共焦点顕微鏡で得られたシロイヌナズナ葉の光学切片画像
PBS処理のみよりも、iTOMEI処理サンプルではH2B-GFPを発現させた細胞核をより深部まで検出できています。

図2. iTOMEI処理前後のシロイヌナズナ比較画像

図2. iTOMEI処理前後のシロイヌナズナ比較画像
(左)処理前、(右)iTOMEI処理により透明化されたシロイヌナズナ

製品

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特長

  • 漬けておくだけで簡単かつ短時間(2日~)に透明化が完了
  • GFPやtdTomatoなどの蛍光タンパク質の蛍光を保持
  • 自家蛍光を抑制
  • イネ、シロイヌナズナ、ゼニゴケなどの幅広い植物種に適用可能

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利用例

準備 【試薬】
  • 1% PFA / PBS (用時調製)
  • PBS
  • 脱色液(Tissue-Clearing Reagent iTOMEI-D [for Plants])
  • 封入液:ご使用される対物レンズの屈折率に合わせたものをご使用ください。
    Tissue-Clearing Reagent iTOMEI-M (RI 1.40) [for Plants]はシリコーンオイル(屈折率1.40)浸漬対物レンズに適応しています。
    (使用例の画像はIohexol溶液を封入液としています。)
固定 1% PFA / PBS中で室温で1時間固定する。 ※1
(サンプルが地上部の場合は脱気を行う)
Wash 固定液を取り除いた後にPBSを添加し、室温で5分間静置する。
同様の操作を2回行う。
脱色 PBSを取り除き、脱色液を添加後、遮光し室温で24時間穏やかに振盪する。※1
Wash 脱色液を取り除いた後PBSを添加し、室温で5分間静置する。
同様の操作を2回行う。
染色 染色液にサンプルを浸漬後、遮光し室温で静置する。※2
Wash 染色液を取り除いた後PBSを添加し、室温で5分間静置する。 同様の操作を2回行う。
透明化 PBSを取り除き、封入液を添加後、遮光し室温で60分間穏やかに振盪する。※3
封入 スライドガラス上にサンプルと封入液を置き、カバーガラスでフタをして、 余分な封入液をふき取ってその淵をマニキュアなどで密封し、観察する。
 

※1 サンプルの種類や大きさによって適切な処理時間や濃度をご検討いただく必要があります。

※2 DAPI染色の場合は5µg/mLで30分間、Calcofluor White染色の場合はCalcofluor White M3R 1g/L、Evans Blue 0.5g/Lで10分間が目安ですが、目的などに合わせて濃度・処理時間を 調整してください。

※3 浸透圧変化を緩やかにしたい場合は濃度の薄い封入液での段階置換を検討してください。

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使用方法動画

植物透明化試薬iTOMEIの使用方法動画

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植物を短時間で透明化する試薬 TOMEI

TOMEIは蛍光色素染色のみでの観察に適した透明化手法で、弊社ではこの手法のための試薬をご用意しています。わずか数時間で透明化することが可能です。

製品

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植物成長調節物質

植物成長調節物質の代表例として植物ホルモンがあげられます。植物ホルモンは植物が自身の生理機能を調節するために生産する化合物の総称で、微量で作用するものを指します。天然の植物ホルモンにはオーキシン、サイトカイニン、ジベレリン、アブシジン酸、エチレン、ジャスモン酸、ブラシノステロイドの7種の化合物群が知られています(図3)。

図3. 天然の植物ホルモン

図3. 天然の植物ホルモン

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オーキシン

オーキシンは、もともとは光屈性調節因子として発見されました。現在では、初期発生、発芽、成長、花芽形成、細胞分裂制御など数多くの現象に関与していることが明らかになっています。天然に見出されるものは3-インドール酢酸、3-インドール酪酸、フェニル酢酸ですが、非天然の化学合成品にも同様の作用を持つ物質が見出されています。

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サイトカイン

サイトカイニンとは、オーキシンとともに与えたときに細胞分裂とシュート(1つの茎頂分裂組織に由来する茎と葉)形成を引き起こす物質と定義されています。構造上はアデニンの6位のアミノ基にイソペンテニル基が結合したもの、その末端のメチル基が水酸化されたものが代表的です。

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アブシジン酸

アブシジン酸は、セスキテルペンに分類されることがありますが、実際にはカロテノイド(C40)を前駆体として生合成されます。種子、球根の発芽、環境ストレス耐性の強化などの生理作用があります。

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ジャスモン酸

ジャスモン酸は、不飽和脂肪酸であるリノレン酸から生合成される物質で香気を有します。葉の老化促進、実生の成長抑制、ジャガイモの塊茎形成誘導などの生理作用があります。

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ジベレリン

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エチレン前駆体

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引用文献

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