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水溶性カルボジイミド縮合剤 / Water Soluble Carbodiimide Condensation Reagent

No.147(2010/07発行)
B2771
1,3-Bis(2,2-dimethyl-1,3-dioxolan-4-ylmethyl)carbodiimide (1)(※この製品は販売終了しました。)
 ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)試薬やジイソプロピルカルボジイミド(DIC)試薬は縮合剤として広く利用されていますが、副生するウレア誘導体の分離に困難を伴う場合があります。Rapoportらによって開発された1は分子内にアセタール部位を有しており、反応の後、希釈塩酸またはリン酸で分液処理することにより、水溶性のアルコール体2へと誘導でき、ウレア体の除去を容易に行うことができます。
実験例: ペプチドカップリングによるBoc-Ile-Phe-OMeの合成1)
Boc-イソロイシン (0.5 g, 2.2 mmol)、フェニルアラニンメチルエステル塩酸塩 (0.464 g, 2.2 mmol) および1-ヒドロキシベンゾトリアゾール (0.29 g, 2.2 mmol) を乾燥THF 5 mLに加え、次に1 (0.58 g, 2.2 mmol) およびN-メチルモルホリン (0.24 mL, 2.2 mmol) を加え、室温にて16時間撹拌する。反応終了後、反応溶液をジエチルエーテル、酢酸エチル、ジクロロメタン等で希釈し、有機層に2当量分の0.1-1.0 M塩酸またはリン酸を添加し、2分間撹拌する。この時、副生したウレアはテトラオール体2となり、水層に移動する。有機層を集め、飽和炭酸水素水で洗浄、乾燥・濃縮操作の後、得られた固体残渣をTHF /ヘキサンから再結晶し、Boc-Ile-Phe-OMe (0.709 g, Y. 82%) が得られる。

文献

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