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高安定性ペロブスカイト太陽電池向け新規ホール輸送材料

 2009年の宮坂らの最初の報告以来,ペロブスカイト太陽電池の光電変換効率は25%に達しており目覚ましい発展を遂げています。太陽電池研究を推進する研究機関,産業界ではペロブスカイト太陽電池の実用化に向け,すでに大面積化,モジュール化などに取り組んでいます。しかし,ペロブスカイト太陽電池の実用化に向けては大きな課題が残されており,特にホール輸送層の安定性やコストがボトルネックになっています。TCIでは,汎用的に使われているホール輸送材料Spiro-OMeTADの代替として,新規のホール輸送材料であるTOP-HTM-α1 [B5672]およびTOP-HTM-α2 [T3722]を開発しました。TOP-HTM-α1とTOP-HTM-α2はSpiro-OMeTADとは異なり,ドーパントおよび添加物を不要とすることで安定な素子の作成が可能であり,さらにリーズナブルな価格となっています。

TOP-HTM-α1,TOP-HTM-α2

製品

特長

• 高い安定性のペロブスカイト太陽電池を低コストで作製可能
• ドーパント,または添加剤が不要

利用例

新規な当ホール輸送材料を用いたペロブスカイト太陽電池(PSC)は,暗室または1SUN照射下においても,
ドーパントを用いたSpiro-OMeTADのPSCデバイスよりも非常に高いデバイス安定性を示します。
(FTO/c-TiO2/mp-TiO2/MAPbI3/HTM/Au)

図1. Storage under Dark Condition

図2. Maximum Power Point Tracking
under 1 Sun Illumination

参考文献

  • H. Nishimura, I. Okada, T. Tanabe, A. Wakamiya, Pending Patent Application PCT/JP2019/030162.

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