ニッケル触媒はパラジウム触媒同様、クロスカップリング反応によく用いられる触媒です。1972年に熊田、玉尾らがニッケル触媒によるグリニャール試薬とハロゲン化アリールあるいはハロゲン化ビニルとのクロスカップリング反応を報告し、その触媒サイクルを提唱しました。この研究成果は、その後のクロスカップリング反応の発展に大きく寄与することになります2)。
一般に、ニッケル触媒は安価であり、クロスカップリング反応において高い反応活性を示し、反応性の低い基質を用いた場合でも反応が進行する特徴があります。たとえば、ブチルリチウムや金属亜鉛、ホスフィンなど共還元剤存在下、Ni(II)-ホスフィン錯体触媒であるNiCl2(dppf)を用いて、塩化アリールやメシラートをアリールボロン酸と反応させると、良好な収率でビアリールが得られます3,4)。最近では、N-ヘテロ環カルベン(= NHC)錯体が、ニッケル触媒を用いるクロスカップリング反応に高い活性を示すことが報告されています5)。
HPMCカプセル試薬トライアルキャンペーン|募集中新設・移設研究室サポートプログラム|研究者のための試薬管理システムTRMS|[製品ハイライト]有機赤色発光材料として有用な…|◆TCIウェブサイトのご案内◆|※ その他のお知らせ・更新情報(2026.5.11更新)


