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エチレンジオキシチオフェン構造をもつ新規ホール輸送材料
H101は,エチレンジオキシチオフェン構造を中心に有する新規ホール輸送材料であり,新型太陽電池として注目を集めているペロブスカイト太陽電池の作成に用いることができます。H101は,現在広く用いられているスピロビフルオレン骨格を有するspiro-OMeTADと比較し,合成経路が単純であることが利点としてあげられます。2014年の報告では,CH3NH3PbI3をペロブスカイト材料,H101をホール輸送材料として作成した太陽電池素子において,ドーパントを添加しない場合で10.6%,ドーパントとしてtris[2-(1H-pyrazol-1-yl)pyridine]cobalt(III) (FK102)を添加した場合では13.2%の変換効率が実現されています。この結果は,比較対象として作製されたspiro-OMeTADを使用した素子の光電変換効率13.7%とほぼ同等の値でした。素子を70 °Cで7日間加熱した熱安定性試験においても,H101はspiro-OMeTADと同程度の安定性を有することが示されています。

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文献
- A simple 3,4-ethylenedioxythiophene based hole-transporting material for perovskite solar cells