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TCI反応実例:向山縮合試薬を用いたペプチドカップリング

2-クロロ-1-メチルピリジニウムヨージドを用いたアミド化をご紹介します。2-クロロ-1-メチルピリジニウムヨージドは向山縮合試薬と呼ばれ、ラセミ化を生じさせにくいことが知られています。

使用した化学品

実施手順

H-Phe-OMe・HCl (1.50 g, 6.95 mmol)のジクロロメタン (30 mL)の溶液にBoc-Pro-OH (1.65 g, 7.65 mmol)、 2-クロロ-1-メチルピリジニウムヨージド (1.95 g, 7.65 mmol)を室温にて加えた。氷冷下にてトリエチルアミン (3.40 mL, 24.3 mmol)を3分かけて滴下後、室温に昇温して3時間攪拌した。溶媒を減圧下で留去して、得られた残渣を酢酸エチルに溶解させ、10%クエン酸水溶液 (30 mL × 3)、5%炭酸水素ナトリウム水溶液 (30 mL × 3)、飽和食塩水 (30 mL)にて洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムにて乾燥させ、ろ過、濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (ヘキサン : 酢酸エチル = 2 : 1)で精製して、Boc-Pro-Phe-OMe (2.37 g, 91%)が淡黄色固体として得られた。

実施者コメント

原料の消失と目的物の生成はLCMSで確認した。

分析データ

Boc-Pro-Phe-OMe

1H NMR (400 MHz, DMSO-d6); δ 8.17–8.27 (m, 1H), 7.19–7.29 (m, 5H), 4.42–4.53 (m, 1H), 4.00–4.13 (m, 1H), 3.56–3.61 (m, 3H), 3.18–3.38 (m, 2H), 2.90–3.08 (m, 2H), 1.91–2.11 (m, 1H), 1.56–1.71 (m, 3H), 1.15-1.40 (m, 9H).

先行文献

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