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TCI反応実例:アルケニルボロン酸エステルを基質とする鈴木-宮浦カップリング
Pd2(dba)3とSPhosを触媒として用いた鈴木-宮浦クロスカップリングをご紹介します。

使用した化学品
実施手順
4'-クロロアセトフェノン (200 mg, 1.29 mmol)および1-Boc-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-ボロン酸ピナコール (440 mg, 1.42 mmol)を脱気したトルエン (5.0 mL)、エタノール (2.0 mL)および水 (2.0 mL)に溶解させた。リン酸カリウム (820 mg, 3.88 mmol)、SPhos (21 mg, 0.052 mmol, 4 mol%)およびPd2(dba)3 (18 mg, 0.020 mmol, 1.5 mol%)を順次加えた。反応溶液を21時間加熱還流させた後、水 (5 mL)を加えて反応を停止した。有機層を分液し、水 (5 mL)および飽和食塩水 (5 mL)で洗浄、無水硫酸ナトリウム (10 g)で乾燥後、減圧下濃縮して橙色液体を得た。得られた液体をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (ヘキサン:酢酸エチル = 100:0 - 70:30)で精製し、目的物1が無色結晶性固体として得られた (310 mg, 1.03 mmol, 80%)。
実施者コメント
反応溶媒のトルエンは、反応前に窒素雰囲気下で加熱還流して脱気した。
分析データ
化合物 1
1H NMR (400 MHz, benzene-d6); δ 7.90 (d, J = 8.7 Hz, 2H), 7.42 (d, J = 8.7 Hz, 2H), 6.15 (brs, 1H), 4.08 (m, 2H), 3.63 (m, 2H), 2.50 (s, 3H), 2.52 (m, 2H), 1.47 (s, 9H).
先行文献
- Catalysts for Suzuki−Miyaura Coupling Processes: Scope and Studies of the Effect of Ligand Structure