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TCI反応実例:アルキンへのジボリル化反応
Pt(PPh3)4触媒を用いる,ジフェニルアセチレンへのジボリル化反応をご紹介します。
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使用した化学品
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実施手順
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脱気したDMF (0.5 mL)とトルエン(0.5 mL)の混合溶媒にジフェニルアセチレン(100 mg, 0.561 mmol)とビス(ピナコラト)ジボロン(144 mg, 0.567 mmol)および Pt(PPh3)4 (2 mg, 0.25 mol%)を室温で加え,混合物を80 °Cで24時間加熱撹拌した。反応物をトルエン(10 mL)で希釈し,飽和塩化アンモニウム水溶液(2 × 10 mL)で洗浄した。有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ,減圧下濃縮した。粗生成物をメタノールで再結晶させると,1が白色固体として得られた(241 mg, 0.558 mmol, 99%)。
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実施者コメント
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反応追跡はTLC (ジクロロメタン:ヘキサン = 2:1, Rf = 0.45)で行った。
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分析データ
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化合物 1
1H NMR (400 MHz, CDCl3); δ 7.02-7.09 (m, 6H), 6.94-6.96 (m, 4H), 1.32 (s, 24H).
13C NMR (101 MHz, CDCl3); δ 141.3, 129.3, 127.4, 125.8, 84.1, 24.9.
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先行文献
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- Platinum(0)-catalyzed diboration of alkynes
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その他の参考文献
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- Divergent and Stereoselective Synthesis of Tetraarylethylenes from Vinylboronates