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TCI反応実例:(ブロモジフルオロメチル)ホスホン酸ジエチルを用いたフェノールのジフルオロメチル化

(ブロモジフルオロメチル)ホスホン酸ジエチルをジフルオロメチルカルベン前駆体として用いた、2-アセチルフェノールのジフルオロメチル化について紹介します。

(ブロモジフルオロメチル)ホスホン酸ジエチルを用いたフェノールのジフルオロメチル化

使用した化学品

実施手順

水酸化カリウム (1.12 g, 20 mmol, 20 equiv)をアセトニトリル/水 (1:1, 10 mL)に溶かした溶液に2-アセチルフェノール (136 mg, 1.0 mmol)を室温で加えた。溶液を-30 °Cに冷却し、撹拌しながら(ジブロモフルオロメチル)ホスホン酸ジエチル (534 mg, 2.1 mmol, 2.1 equiv)を加えた。反応液を室温に昇温し2時間撹拌した。反応溶液をIPE (20 mL x 2)で抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー (酢酸エチル:ヘキサン = 0:1 - 1:9)で精製すると、2'-ジフルオロメトキシアセトフェノン (151 mg,収率82%)が淡黄色液体として得られた。

実施者コメント

反応溶液はTLC (ヘキサン:酢酸エチル = 4:1, Rf = 0.60)でモニタリングした。

分析データ

2'-ジフルオロメトキシアセトフェノン

1H NMR (270 MHz, CDCl3); δ 7.77 (dd, 1H, J = 7.8, 1.9 Hz), 7.53 (dt, 1H, J = 7.8, 1.9 Hz), 7.30 (dt, 1H, J = 7.6, 1.0 Hz), 7.19 (brd, 1H, J = 8.1 Hz), 6.60 (t, 1H, J = 73 Hz), 2.64 (s, 3H).

先行文献

その他の参考文献

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