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TCI反応実例:ジアミノナフタレン (dan)で保護されたブロモフェニルボロン酸の鈴木-宮浦クロスカップリング

1,8-ジアミノナフタレン (dan)で保護された安定なブロモフェニルボロン酸を用いた鈴木-宮浦カップリングをご紹介します。得られた生成物の保護基は酸条件で脱保護することができ、容易に無保護のボロン酸を得ることができます。

ジアミノナフタレン (dan)で保護されたブロモフェニルボロン酸の鈴木-宮浦クロスカップリング

使用した化学品

実施手順

反応容器に2-(4-ブロモフェニル)-2,3-ジヒドロ-1H-ナフト[1,8-de][1,3,2]ジアザボリン (3.0 g, 9.3 mmol)、4-(エトキシカルボニル)フェニルボロン酸 (2.7 g, 4.0 mmol)、Pd(PPh3)4 (0.54 g, 0.47 mmol)、炭酸カリウム (3.9 g, 28.0 mmol)、トルエン (30 mL)、イオン交換水 (15 mL)を順次加え、90 °Cで加熱した。TLCで原料の消失を確認し、反応液を放冷した。ジクロロメタンを加えて水層を分離、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧ろ過してろ液を濃縮乾固し、粗生成物を得た。粗生成物をジクロロメタンに溶解させ、ショートカラムを通して濃縮し、得られた固体をヘキサンで洗浄することで1 (2.5 g, 69%収率)が乳白色粉末として得られた。

実施者コメント

反応溶液はTLC (ヘキサン:酢酸エチル = 4:1, Rf = 0.5)でモニタリングした。

分析データ

化合物1

1H NMR (400 MHz, CDCl3); δ 8.17-8.10 (m, 2H), 7.80-7.65 (m, 6H), 7.16 (dd, 2H, J = 7.3, 8.2 Hz), 7.8 (dd, 2H, J = 7.3, 8.2 Hz), 6.45 (dd, 2H, J = 0.8, 7.3 Hz), 6.08 (brs, 2H), 4.42 (q, 2H, J = 7.2 Hz), 1.43 (t, 3H, J = 7.2 Hz).

先行文献

その他の文献

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