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TCI反応実例:ベンザイン前駆体を用いたDiels-Alder反応

ベンザイン前駆体とシクロペンタジエン誘導体を用い、Diels-Alder反応と脱カルボニル反応を経由した、1,2,3,4-テトラフェニルナフタレン誘導体の合成をご紹介します。

TCI反応実例:ベンザイン前駆体を用いたDiels-Alder反応

使用した化学品

実施手順

フェニル[2-(トリメチルシリル)フェニル]ヨードニウムトリフラート (402 mg, 0.80 mmol)のジクロロメタン (10 mL)溶液にテトラフェニルシクロペンタジエノン (1.54 g, 4.0 mmol)を加え、窒素雰囲気下で0 ˚Cへ冷却した。TBAF (約1mol/L THF溶液) (0.96 mL, 0.96 mmol)を加え、室温で30分間撹拌した。水を加えて反応停止した後、ジクロロメタンで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後、減圧濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー (酢酸エチル:ヘキサン = 1:99)で精製すると、1 (296 mg, 収率86%)が白色固体として得られた。

実施者コメント

反応溶液はTLC (酢酸エチル:ヘキサン = 1:99, Rf = 0.55)でモニタリングした。
本反応では一酸化炭素が発生するため、ドラフト内で行った。

分析データ

1,2,3,4-テトラフェニルナフタレン (1)

1H NMR (270 MHz, CDCl3); δ 7.67-7.63 (m, 2H), 7.41-7.38 (m, 2H), 7.26-7.19 (m, 10H), 6.89-6.82 (m, 10H).

先行文献

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