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TCI反応実例:tBuONSOを用いた第一級スルホンアミドの合成
tBuONSOとp-トリルマグネシウムブロミドを用いた第一級スルホンアミドの合成をご紹介します。tBuONSOは、Grignard試薬や有機リチウム試薬のような有機金属試薬との反応で第一級スルホンアミドを合成可能な試薬です。
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使用した化学品
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実施手順
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tBuONSO (400 mg, 2.96 mmol)の脱水THF (12 mL)溶液にp-トリルマグネシウムブロミド (19%テトラヒドロフラン溶液, 約1 mol/L, 4.4 mL, 4.4 mmol)を-78 °Cで加えた。反応液を-78 °Cで1時間撹拌後、室温で終夜撹拌した。反応溶液にメタノール (1 mL)を加えた後、減圧濃縮した。粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー (酢酸エチル:ヘキサン = 0:1 - 1:4)で精製すると、4-メチルベンゼンスルホンアミド (407 mg,収率80%)が白色固体として得られた。
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実施者コメント
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反応溶液はUPLCでモニタリングした。
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分析データ
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4-メチルベンゼンスルホンアミド
1H NMR (400 MHz, CDCl3); δ 7.70 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.36 (d, J = 8.1 Hz, 2H), 7.27 (brs, 2H), 2.33 (s, 3H).
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先行文献
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- Primary Sulfonamide Synthesis Using the Sulfinylamine Reagent N‑Sulfinyl‑O‑(tert-butyl)hydroxylamine, t‑BuONSO