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TCI Life Science News December 2020 |
「TCIニュース」は,試験・研究用試薬をお使いの皆さまに,新製品情報やその他,お役立ち情報をお届けします。今号は,ウイルス関連糖鎖エピトープ,細胞生物学試薬,生体内酸化で生じるアデノシン誘導体,ストリッピングによるタンパク質の活性検出が可能なビオチン化阻害剤をご紹介します。 |
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ウイルス関連糖鎖エピトープ(ウイルス関連オリゴ糖)ウイルスが宿主細胞へ感染する際に細胞表面の糖鎖エピトープを受容体としたり,宿主由来の免疫防御から逃れるためにウイルス表面の糖タンパク質上に多くの糖鎖を付加していることが知られています。TCIでは,論文で報告されているウイルス関連糖鎖エピトープ構造をもつ製品を取り揃えましたので,ウイルスの相互作用研究や感染阻害実験などにご活用ください。 |
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細胞生物学試薬TCIでは,免疫染色やフローサイトメトリーに有用な蛍光二次抗体やストレプトアビジンを提供しています。細胞染色用のDAPI·2HCl [A2412]やオイルレッドO [O0483]もご用意しております。また,細胞染色用のメチレンブルー溶液 [M2392]やアクリジンオレンジ溶液 [A3396],タンパク質抽出用のRIPA緩衝液 [R0246]などの調製済み溶液を使用することで,手間と時間を大幅に削減することができます。 |
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生体内酸化で生じるアデノシン誘導体アデノシンのプリン環の8位が酸化された8-オキソアデノシン [O0401]は,8-オキソグアノシンと同様に,生体内において活性酸素種が引き起こす塩基障害の結果の一つとしてRNA中に見られます。このような塩基障害はDNA複製時のミスマッチやRNAの翻訳阻害をもたらし,発癌や神経疾患,老化につながると考えられています。これらの8-オキソヌクレオシド誘導体は,クロマチンなどで保護されるDNAに比べて,RNA中で形成されやすいとされています。そこでrRNAの酸化がタンパク質合成に与える影響や,RNAの構造安定化などの研究において,8-オキソアデノシンを含む塩基酸化ヌクレオシドのRNAへの部分特異的な導入が行われています。 |
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ストリッピングによるタンパク質の活性検出が可能なビオチン化阻害剤ペプチド型のプロテアーゼ阻害剤の多くは,プロテアーゼの活性部位と相互作用します。これらの阻害剤をプロテアーゼに結合させると,マクロ希釈やタンパク質の変性によって阻害剤を取り外す必要があります。一方,ヒト免疫不全ウイルス1型(HIV-1)プロテアーゼ阻害剤であるKNI1293をビオチン化したKNI1293ビオチン [K0064]は,プロテアーゼとの結合後にストレプトアビジンによる取り外し(ストリッピング)が可能です。このようなビオチン化プロテアーゼ阻害剤とストレプトアビジンとの結合切り替え現象を利用して,プロテアーゼ関連疾患の活性研究へ応用されることが期待されます。 |
ウェブサイトで各種分析チャートを提供開始ウェブサイトの製品詳細ページの関連書類として,また,製品書類検索でロット番号ごとに各種分析チャートが検索できるようになりました。(提供している分析チャートは,製品・ロットごとに異なります) |
年末年始のお知らせ本年も弊社製品をご愛顧いただき誠にありがとうございました。誠に勝手ながら,下記の期間は休業とさせていただきます。 2020年12月29日(火)~2021年1月4日(月) ご不便をおかけして申し訳ありませんが,予めご了承ください。 2021年も引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。 |
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