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TCI Materials Science News November 2021 |
「TCIニュース」は,試験・研究用試薬をお使いの皆さまに,新製品情報やその他,お役立ち情報をお届けします。今号は,燐光を示さない高品質カルバゾール,溶液プロセスによる高分子薄膜トランジスタの作製が可能な光反応性クロスリンカー,有機トランジスタ(OFET)素子作製および評価:8T,超分子ポリマーゲル合成原料 ウィザードモノマー®のようなマテリアルサイエンス関連の注目製品をご紹介します。 |
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燐光を示さない高品質カルバゾールカルバゾールに極少量含まれる不純物が室温燐光を誘発すると報告されています。高純度なカルバゾール誘導体を合成するためには,原料のカルバゾールの純度も重要となります。TCIでは,室温燐光を示さないことを保証した高品質カルバゾール [C3722]を製品化しました。例えば,従来のカルバゾールは不純物に由来する350 - 400 nmの吸収が確認できるのに対して,C3722は吸収末端がフラットです。また,室温燐光についても従来のカルバゾールでは500 - 800nmにピークが見られますが,C3722では観測されません。 |
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溶液プロセスによる高分子薄膜トランジスタの作製が可能な光反応性クロスリンカー4-アジド-2,3,5,6-テトラフルオロ安息香酸 [A2674]はマテリアルサイエンス分野やライフサイエンス分野において,光反応性クロスリンカーとして用いられています。一般に有機電子デバイスは熱や圧力に不安定なことが多く,簡便で温和な条件でデバイスを製造する方法が望まれていました。これに対し,A2674を部分構造に有する光反応性クロスリンカー4Bxが,溶液プロセスによる高分子薄膜トランジスタの作製に有用であることが報告されています。4Bxは電子材料と混和し,UV照射するだけで電子材料を基板上に保持することができます。 |
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有機トランジスタ(OFET)素子作製および評価:8Tα-オクチチオフェン (8T) [O0313]は,オリゴチオフェン構造をもつp型有機半導体です。TCIでは,8Tを用いた有機電界効果トランジスタ(OFET)を作製し,評価を行っています。真空蒸着された8Tを用いたOFETの特性と,作製・評価における実験詳細をご覧いただけます。また,8Tの物性データについては別ページでご紹介しています。 |
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超分子ポリマーゲル合成原料 ウィザードモノマー®ウィザードモノマー® CD [A3439]とウィザードモノマー® AD [A3438]は,それぞれシクロデキストリン(CD)とアダマンタン(AD)構造を持つアクリルアミドモノマーです。シクロデキストリンとアダマンタンの部位は,超分子のホスト・ゲスト相互作用をもたらします。これらのモノマーを合わせて重合すると,超分子相互作用に由来する自己修復性ポリマーゲルが形成されることが報告されています。 |
学会・展示会 出展情報 |
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