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| TCI Chemistry News November 2021 |
| 「TCIニュース」は，試験・研究用試薬をお使いの皆さまに，新製品情報やその他，お役立ち情報をお届けします。今号は，DualSeal ― 高気密性の二重キャップ瓶入り試薬，オリゴヌクレオチド合成用試薬，選択的に脱アシル化できるヒドロキサム酸誘導体，MeTAPS-Brを用いる位置選択的なアシル化反応などをご紹介します。 |
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DualSeal ― 高気密性の二重キャップ瓶入り試薬TCIでは，水分や酸素に敏感な試薬の品質を最後まで低下させることなくご使用いただくため，新しいキャップ“DualSeal”の使用を開始しています。「高い気密性を確保する二重キャップ構造」、「空気に敏感な試薬を，安全かつ空気に触れずに取り出し可能」、「セプタムキャップ穿刺後も，上蓋のPTFE シートが2つのキャップ間を密閉」、「キャップと瓶が分別でき，使用後の廃棄が容易」といった特長を有しています。現在60製品以上の瓶にDualSealを装着していますが，今後も対象製品を増やしていく予定です。 |
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オリゴヌクレオチド合成用試薬核酸医薬は一般に20ヌクレオチド程度からなるオリゴヌクレオチドが使用されますが，天然のオリゴヌクレオチドでは生体内安定性および標的親和性から医薬品としてなりえないため，適切な化学修飾がなされた化学合成オリゴヌクレオチドが用いられます。オリゴヌクレオチドを化学合成するためのホスホロアミダイト法では，活性化剤を用いたオリゴ鎖末端の5’位水酸基と導入したいヌクレオチドのアミダイト試薬のカップリング，未反応水酸基のキャッピングと続く亜リン酸エステル部位の酸化あるいは硫化剤を用いた硫化，そしてジメトキシトリチル(DMT)基の脱保護を1サイクルとして繰り返すことでオリゴヌクレオチド鎖の伸長を行い，目的の化学修飾オリゴヌクレオチドを合成します。 |
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選択的に脱アシル化できるヒドロキサム酸誘導体N-メチル-2-ジメチルアミノアセトヒドロキサム酸 [M1316]は，アシル基の選択的な除去に有用であることが知られています。含水溶媒もしくはアルコール溶媒中，M1316と基質を作用させるとアリールエステルのような活性エステルを選択的に脱アシル化できます。この反応は，アルキルエステル部位が混在している基質でも適用可能で，高収率でアリールエステル部位のみを脱アシル化します。通常の脱アシル化反応では酸性もしくは塩基性条件が必要ですが，本反応は室温かつ中性条件で行えることも特長の一つです。 |
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TCI反応実例：MeTAPS-Brを用いる位置選択的なアシル化反応MeTAPS-Br [H1748]を触媒として用いる1,2-ジオールの第一級水酸基選択的アシル化反応を紹介します。反応レポートは，TCIの合成スタッフが行ったものです。実施手順だけでなく，反応実施者のコメントや分析データもご覧いただけます。 |
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動物透明化試薬CUBIC-R+(N) お試しキャンペーン動物透明化試薬CUBIC-R+(N) [屈折率調整用] [T3983]の発売を記念し，お試しキャンペーンで透明化に必要なCUBIC-L [脱脂, 脱色用] [T3740]とCUBIC-R+(N)を25mLx1本ずつ無料サンプルとしてご提供します。この機会にぜひお試しください！（なお，1研究室1本のみとさせていただきますので予めご了承ください。） |
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ケムステ記事ピックアップ今号のケムステ記事ピックアップでは，「乾燥剤の脱水能は？」を紹介します。 |
学会・展示会 出展情報日本プロセス化学会2021ウインターシンポジウム 開催日：2021年11月26日(金) 会場：オンライン 11月26日(金) 11:40～11:45 企業PRプレゼンテーション：TCIの受託サービスについて紹介します。 第62回電池討論会 開催日：2021年11月30日(火)～12月2日(木) 会場：パシフィコ横浜・ノース ブース番号：68 AFMC International Medicinal Chemistry Symposium 2021 (AIMECS2021) 開催日：2021年11月30日(火)-12月2日(木) 会場：オンライン 第44回日本分子生物学会 開催日：2021年12月1日(水)～3日(金) 会場：パシフィコ横浜・展示ホール，オンライン ース番号：A32 第18回糖鎖科学コンソーシアムシンポジウム 開催日：2021年12月7日(火)～8日(水) 会場：オンライン |
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