「TCIニュース」は、試験・研究用試薬をお使いの皆さまに、新製品情報やその他、お役立ち情報をお届けします。
今号は、以下の情報などのご紹介です。

化学合成によるグロボ系糖鎖
スフィンゴ糖脂質は組織特異的に発現し、増殖、遊走、老化、アポトーシス、エンドサイトーシスなどの細胞プロセスで重要な役割を担っています。グロボ系糖脂質も様々な生物機能を有しており、O157大腸菌の細菌毒素のレセプター[Gb3] や、乳癌のがんマーカー[Globo-H]、初期胚特異的抗原[Gb5 (SSEA-3)/Sialyl Gb5 (SSEA-4)]といった生物現象に関わっています。またグロボ系糖脂質はヒト赤血球に存在しており、P1PKという非常に稀な血液型の抗原となっています。TCIでは化学合成により調製したグロボ系糖鎖をラインナップしています。
高硫酸化ヒアルロン酸に新たな機能
TCIの糖鎖技術研究所と、国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 量子生命・医学部門放射線医学研究所(量子研) 放射線規制科学研究部組織再生治療研究グループの中山文明グループリーダー、三浦太一研究員らは、TCIが製品化した高硫酸化ヒアルロン酸 [H1739]に放射線腸管障害に対する防護効果が得られ、かつ出血誘発もないという新たな機能を見出しました。放射線治療で腸管などの障害を防ぐ薬剤開発への応用が期待できます。
アガロースゲル電気泳動に用いられるDNA染色剤
アガロースゲルを使用した電気泳動はDNAを分離・分析する方法として広く使われています。エチジウムブロミドはアガロースゲルの染色剤として広く利用されており、高感度にDNAを検出することができます。しかし、発がん性をもつことやUVトランスイルミネーターなどの専用の検出器が必要といった問題点があります。エチジウムブロミド (0.5mg/mL水溶液) [E1363]は調製済みの臭化エチジウム溶液がスポイトボトルに入っているため、安全かつ簡単に染色液を調製できます。また、10X 核酸ステインブルー [N1209]はDNAを青色に染色するため、専用の検出器がなくてもDNAを検出できます。
細胞イメージングやタンパク質凝集の検出に適した9-(2,2-ジシアノビニル)ジュロリジン"
9-(2,2-ジシアノビニル)ジュロリジン [D5971]は、ベンゼン環とオレフィン部位の間の単結合の回転により蛍光特性が大きく変化する蛍光分子ローターです。局所環境の粘度の変化に対して敏感に応答するため、食品加工やポリマー化学、細胞イメージングといった幅広い用途で用いられています。近年では、D5971をポリソルベート含有IgG製剤の凝集の検出や細菌脂質膜の相転移の検出に応用した例が報告されるなど、生化学研究においても注目される化合物です。核酸合成用硫化剤・縮合活性化剤キャンペーン
TCIでは、核酸合成に有用な硫化剤や高活性な縮合活性化剤を取り揃えております。これらの製品を期間限定で40~50%OFFでご提供いたします。この機会にぜひお買い求めください!キャンペーン期間 : 2022年10月17日~2023年3月31日
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