「TCIニュース」は、試験・研究用試薬をお使いの皆さまに、新製品情報やその他、お役立ち情報をお届けします。
今号は、以下の情報などのご紹介です。
- TCO(trans-シクロオクテン)誘導体:高速クリック反応試薬
- 酸化剤不使用な脱水素的クロスカップリングが可能なコバルト触媒
- アジド基やジアゾ基の導入に有用なスルホニルアジド
- TosMICを用いた増炭を伴うシアノ基の導入

TCO(trans-シクロオクテン)誘導体:高速クリック反応試薬
TCO (trans-シクロオクテン)誘導体は、テトラジン類と歪み促進逆電子要請型Diels-Alder反応をして、共有結合を形成します。この反応は金属触媒不要の高速クリック反応として使用できるため、TCO (trans-シクロオクテン)誘導体はタンパク質標識やイメージングなどに広く利用されています。

酸化剤不使用な脱水素的クロスカップリングが可能なコバルト触媒
Co(dmgH)2(DMAP)Cl [C3711]は、光レドックス触媒と組み合わせることで、酸化剤や水素アクセプターを用いることなく脱水素化反応を進行させ、シクロへキサン環を芳香族化します。脱水素的なC-NおよびC-S結合形成反応や含窒素複素環類の脱水素化反応にも利用可能です。

アジド基やジアゾ基の導入に有用なスルホニルアジド
2,4,6-トリイソプロピルベンゼンスルホニルアジド [T3434] は、求電子的なアジド化剤もしくはジアゾ化剤として用いることができます。カルボニル基をもつ基質に対し適切な塩基と作用させると、α位にアジド基もしくはジアゾ基を導入できます。近年では可視光レドックス触媒を用いた脱炭酸的アジド化反応も報告されています。

TosMICを用いた増炭を伴うシアノ基の導入
TosMIC [T1046]を用いた増炭反応を伴う2-シアノアダマンタンの合成をご紹介します。TosMICはほとんど無臭の固体で、取り扱いも容易です。
ケムステ記事ピックアップ
今号のケムステ記事ピックアップでは、「金属容器いろいろ」を紹介します。
|
|
学会・展示会 出展情報
FAQ・お問合せ先
製品に関するご質問
TEL:03-5640-8857 FAX:03-5640-8868
ご注文に関するご質問
弊社取扱店までお問い合わせください。
在庫・納期に関するご質問
<営業部> TEL: 03-3668-0489 FAX: 03-3668-0520
<大阪営業部> TEL: 06-6228-1155 FAX: 06-6228-1158
» osaka-s@TCIchemicals.com
» お問い合わせフォーム
メールマガジン「TCIニュース」に関するご質問
<マーケティング室>TEL:03-5640-8858
» TCIeNewsletter@TCIchemicals.com
» メールマガジン「TCIニュース」のバックナンバーはこちら