「TCIニュース」は、試験・研究用試薬をお使いの皆さまに、材料科学に関する新製品情報やお役立ち情報をお届けします。
今号は以下の情報をご紹介いたします。
- ポリマーやモノマーへ機能性部位を導入できるp-ニトロフェニルカルボナートモノマー
- 発光材料・光触媒の開発に有用なヘプタジン系ビルディングブロック
- ペロブスカイト太陽電池用の表面処理試薬 DMPESI
- ポリマー正孔輸送材料 PTAA
ポリマーやモノマーへ機能性部位を導入できるp-ニトロフェニルカルボナートモノマー
メタクリル酸2-(p-ニトロフェノキシカルボニルオキシ)エチル [N1293] は、第一級アミノ基と反応し、ウレタン結合を介して機能性部位を導入することのできるメタクリラートモノマーです。機能性モノマー合成への適用の他にも、重合した(コ)ポリマーに機能性部位を導入することも可能なため、重合条件に適合しない機能性部位の導入も可能です。
発光材料・光触媒の開発に有用なヘプタジン系ビルディングブロック
グラファイト状窒化炭素(g-C3N4)はメタルフリーの光触媒として、水の分解や有機物除去などの用途で注目を集めています。ヘプタジンクロリド [T4145] およびメレム [M3538] はグラファイト状窒化炭素(g-C3N4)の部分構造体で、適切な置換基の導入により高性能な発光材料を合成可能です。また、MOFやCOFのユニットとしても使用されています。
ペロブスカイト太陽電池用の表面処理試薬 DMPESI
DMPESI [D6365] をペロブスカイト層の表面処理に用いることで、素子の変換効率の向上および耐久性の向上を実現可能です。PEAIと比較して、ペロブスカイト層に対してより強固な吸着力を有します。また、FAPbI3の表面処理に使用することで、α層からδ層への転移を抑制します。
ポリマー正孔輸送材料 PTAA
電荷輸送層はペロブスカイト太陽電池の電力変換効率に関わるため、重要な要素の一つです。PTAA [P3179] はペロブスカイト太陽電池、ペロブスカイトLED、有機トランジスタなどの正孔輸送層として使用でき、様々な溶液プロセスで成膜可能です。
東京化成化学振興財団 -2025年度助成募集開始のお知らせ
東京化成化学振興財団は、我が国の化学分野における研究開発に対し助成を行うことにより、化学技術の振興を図り、社会経済の発展に寄与することを目的として設立されました。 7月より、2025年度の助成事業の募集を開始しました。
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