「TCIニュース」は、試験・研究用試薬をお使いの皆さまに、新製品情報やその他、お役立ち情報をお届けします。

今号は、以下の情報などのご紹介です。

• N末端システイン残基と選択的に反応するコンジュゲーション試薬
• RNA構造解試薬
• タンパク質安定化剤

N末端システイン残基と選択的に反応するコンジュゲーション試薬

シクロプロペノン(CPO)基は、ペプチドやタンパク質のN末端システイン残基(NCys)と特異的に反応して結合形成します。アルキンやアジド基を有するCPO化合物 [C3904]、[C3948]、[C3916]は、タンパク質の部位特異的システイン残基標識とクリック反応を組み合わせた、連続的なコンジュゲーションに有用です。

RNA構造解試薬

核酸塩基特異的プローブ [O0103]、[N1268]は、RNA上でそれぞれ異なる塩基を修飾するため、塩基由来の高次構造を検出します。一方、SHAPE(Selective 2’-Hydroxyl Acylation and Primer Extension)プローブ [M3578]、[M3589]は、RNAのバックボーンと反応するため、全てのヌクレオチドのモニタリングを可能にします。

タンパク質安定化剤

タンパク質は一般に溶液中で不安定で加熱などにより変性しやすいため、安定性の向上は非常に重要です。弊社ではスペルミジンりん酸塩 [P2957]のようなポリアミンや、L-アルギニンアミド二塩酸塩 [A3459]のようなアミノ酸誘導体を、目的タンパク質の凝集防止に最適な安定化剤としてご用意しています。

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