「TCIニュース」は、試験・研究用試薬をお使いの皆さまに、材料科学に関する新製品情報やお役立ち情報をお届けします。
今号は以下の情報をご紹介いたします。

有機太陽電池用中間層材料PDINN
PDINN [P3289]は太陽電池の中間層材料として注目されている化合物です。良好な溶解性と熱安定性を示し、非フラーレン型有機太陽電池のデバイス性能安定化に貢献します。また、ペロブスカイト太陽電池における光吸収層とETL間の制御材料としてなど、多様な用途で高機能化を実現する材料として期待されています。

電池研究に有用な2,2-ビス(トリフルオロメチル)-1,3-ジオキソラン
2,2-ビス(トリフルオロメチル)-1,3-ジオキソラン [B6911]はリチウム電池の電解液添加剤として利用が報告されている材料です。フッ素化環状アセタール構造を有するため酸化還元に対し高い安定性を示し、かつフッ化リチウム(LiF)に富む被膜の形成能があります。LiFを多く含むSolid Electrolyte Interphase (SEI)層とCathode Electrolyte Interphase (CEI)層が、電池サイクル特性の向上と高容量化を実現可能にします。

共有結合性有機構造体(COF)リンカー
COFは、目的のトポロジーをもたせるように、リンカーとも呼ばれるモノマーを組み合わせて設計・合成されます。弊社では、4,4',4''-(1,3,5-トリアジン-2,4,6-トリイル)トリベンズアルデヒド [T4078]などのアルデヒドリンカーや、4',4''',4'''''-(1,3,5-トリアジン-2,4,6-トリイル)トリス[([1,1'-ビフェニル]-4-アミン)] [T4341]などのアミンリンカー、無水メリト酸 [M3617]などのカルボン酸無水物リンカーといった約90種類のリンカーを取り扱っております。

アミノスチレンモノマー
N,N-ジメチル-4-ビニルアニリン [E1607]などのアミノスチレンモノマーを用いることで、重合後に機能化可能なポリスチレンを合成可能です。重合後のキレーション、第四級アンモニウム化、ベタイン形成などの機能化例があります。得られるポリスチレンは、パラジウム触媒反応場構築、高分子性透過膜、高分子電解質、イオン交換樹脂などへの応用が報告されています。
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