長鎖共役分子は導電材料やEL材料,非線型材料など,多彩な先端機能材料として注目されています。この長鎖共役分子の中でもオリゴチオフェン類は,架橋部にS原子があることによる構造的安定性や,側鎖や置換基を導入しやすい点などから,活発に研究されています1)。
大坪らは1を用いて長鎖オリゴチオフェンの合成を行い ,単一分子共役系としては最長となる48量体の合成に成功しました1b,2)。
最近では末端にフラーレンやポルフィリンを修飾したオリゴチオフェンによる,電子やエネルギー伝達系の研究も盛んに行われています3)。
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ビチオフェン / Bithiophene
No.111(2001/07発行)

文献
- 1)Review
- a)R. E. Martin, F. Diederich, Angew. Chem. Int. Ed. 1999, 38, 1350.
- b)大坪徹夫, 安蘇芳雄, ファインケミカル 2000, 29(10), 5.
- 2)Synthesis and properties of the longest oligothiophenes
H. Nakanishi, N. Sumi, Y. Aso, T. Otsubo, J. Org. Chem. 1998, 63, 8632. - 3)Intramolecular energy transfer of [60]fullerene-linked oligothiophenes
T. Yamashiro, Y. Aso, T. Otsubo, H. Tang, Y. Harima, K. Yamashita, Chem. Lett. 1999, 443.
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