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グリシン等価体 / Soloshonok Nucleophilic Glycine Equivalents

 SoloshonokらはNi錯体123を開発し,グリシン等価体として求核剤と反応させ,種々のα-アミノ酸誘導体を合成する方法を報告しています。
それによれば,これらの錯体は触媒量のDBUなどの塩基の存在下,(S)-4-フェニル-N-(E-エノイル)オキサゾリジン-2-オンと反応し,高い光学純度で定量的にMichael付加体を与えます1)。この反応は室温下,ほぼ完全なジアステレオ選択性を持って進行します。この付加体を酸,次いでアンモニア水で処理することにより,β-置換ピログルタミン酸の光学活性体が選択的に得られます。
さらに,これらの錯体はアルコキシドの存在下,アルキルハライドと反応し,α,α-ジアルキル-α-アミノ酸2)や環状α,α-二置換-α-アミノ酸3)などを得ることができます。この方法は温和な条件下で進行し,立体的に複雑なα,α-二置換-α-アミノ酸も高収率で得ることができます。
また,キラル相間移動触媒を用いたα-置換-α-アミノ酸の不斉合成への応用が示唆されています4)

文献

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