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SingaCycle™-E1—ヘック-溝呂木反応触媒 / SingaCycle™-E1—Catalyst for the Heck-Mizoroki Reaction
No.144(2009/10発行)


1はYingらにより開発された高活性で適用範囲の広い触媒で,ヘック-溝呂木反応などに用いられています。1は立体的に混み合った含窒素ヘテロ環カルベン配位子と,脱離基であるパラダサイクルからなるパラジウム錯体で,反応系内で高活性なモノ配位パラジウム(0)種を生成します。1は空気中で安定で取り扱いやすく,ラボスケールから大量合成まで幅広いスケールでご利用いただけます。
使用例1a):
アリールブロミド(1 mmol),オレフィン(1.2 mmol),炭酸カリウム(2.0 mmol),1の2 mol%NMP溶液(400 μL)を磁気撹拌子を入れたバイアルに加え,アルゴンを30秒間パージし,スクリューキャップした後,140 ℃で18時間激しく撹拌する。冷却後,ジクロロメタン(全量20 mL)を加えろ過し,粗製物をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製する。
アリールブロミド(1 mmol),オレフィン(1.2 mmol),炭酸カリウム(2.0 mmol),1の2 mol%NMP溶液(400 μL)を磁気撹拌子を入れたバイアルに加え,アルゴンを30秒間パージし,スクリューキャップした後,140 ℃で18時間激しく撹拌する。冷却後,ジクロロメタン(全量20 mL)を加えろ過し,粗製物をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製する。
文献
- 1)An NHC-ligated palladacycle as an active catalyst for the Heck-Mizoroki reaction
- a) E. A. B. Kantchev, G.-R. Peh, C. Zhang, J. Y. Ying, Org. Lett. 2008, 10, 3949.
- b) G.-R. Peh, E. A. B. Kantchev, C. Zhang, J. Y. Ying, Org. Biomol. Chem. 2009, 7, 2110.
- c) J. Y. Ying, E. A. B. Kantchev, PCT Int Appl. WO 08 156451, 2008.
- d) E. A. B. Kantchev, J. Y. Ying, Organometallics 2009, 28, 289.
- a) E. A. B. Kantchev, G.-R. Peh, C. Zhang, J. Y. Ying, Org. Lett. 2008, 10, 3949.
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また,地域等によって販売製品が異なります。製品詳細ページが表示されない場合は,販売は行っておりませんのでご了承ください。
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