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ヒドロシランを用いたアルコールのシリル化 / Silylation of Alcohols Using Hydrosilanes

 アルコールのシリル化は有機合成で多用される反応の一つで,種々のシリル系保護剤が開発されています。ヒドロシラン12はそれぞれtert-ブチルジメチルシリル(TBDMS, TBS)化,tert-ブチルジフェニルシリル(TBDPS)化剤として用いることができ,温和な条件下,第一級および第二級アルコールと反応し,対応するシリルエーテルが高収率で得られます。この方法は従来のハロゲン化物を用いたシリル化と異なり,ほぼ中性条件で反応が進行するため,塩基性条件に弱い基質に対しても適用可能です。また,副生成物は水素ガスのみであるため,グリーンケミストリーの観点からも注目されています。
実験例: ゲラニオールのTBDMS化1)
ゲラニオール (1.00 mmol) の乾燥NMP溶液 (2 mL) とTBAFのTHF溶液 (1M solution, 20 μL, 0.02 mmol) にt-BuMe2SiH (1.50 mmol) を室温で加え,そのままアルゴン雰囲気下で60分撹拌する。水を加えて後処理した後,シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:エーテル=300:1)で精製することにより,ゲラニオールのTBDMSエーテルが収率95%で得られる。

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