Maximum quantity allowed is 999
注文本数を選んでください。
ベンゾフェノンを有する光クロスリンカー / Photo-Cross-Linker Having Benzophenone
No.152(2012/01発行)
4-ベンゾイル安息香酸N-スクシンイミジル(1)は,N-スクシンイミジル部位と光反応性のベンゾフェノン部位を併せ持つクロスリンカーです。N-スクシンイミジル部位はアミノ基と反応結合し,ベンゾフェノン部位は光励起により近傍の基質と共有結合を形成します。

一例として,Lightowlersらはペプチド核酸(PNA)オリゴマーのN末端に1のN-スクシンイミジル部位を反応させ,次いでPNAとマッチしたDNAオリゴマーをハイブリダイズさせた後にUV照射することで,DNAオリゴマーをベンゾフェノン部位と結合させています1)。これ以外にもペプチドやタンパク質に結合させた後に,抗体などに光クロスリンクさせる事例も報告されており2),バイオコンジュゲーションリンカーとして有用です。

文献
- 1)Synthesis of trifunctional PNA-benzophenone derivatives for mitochondrial targeting, selective DNA binding, and photo-cross-linking
- 2)Photoactivable antibody binding protein: site-selective and covalent coupling of antibody
掲載されている情報は,ご覧の「TCIメール」発行当時のものです。ご注文の際には最新情報をご覧ください。
また,地域等によって販売製品が異なります。製品詳細ページが表示されない場合は,販売は行っておりませんのでご了承ください。
また,地域等によって販売製品が異なります。製品詳細ページが表示されない場合は,販売は行っておりませんのでご了承ください。