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溶解度を改良した有機半導体(チオフェン/フェニレン)コオリゴマー(TPCO)/ Solubility-improved Organic Semiconductor, Thiophene/Phenylene Co-oligomer (TPCO)

No.162(2014/07発行)
H1448
4''-Hexyl-1,4-bis(5-phenyl-2-thienyl)benzene (purified by sublimation) (1)
H1448
 有機エレクトロニクスは有機半導体を用いたエレクトロニクスであり,無機物に代わると期待される次世代の有機デバイスが次々に開発されています。有機材料を用いることで,その軽量性,加工柔軟性を活かすことができ,電子ペーパーやフレキシブル・ディスプレイなどの用途が期待されています。
 堀田らは,チオフェンとフェニレンを結合させた有機半導体(チオフェン/フェニレン)コオリゴマー(TPCO)を合成開発しています1)。TPCOの中には,単結晶状態でアモルファスシリコンと同等かそれ以上のキャリア移動度を示すものもあり,熱的安定性や耐熱性に優れ,有機エレクトロニクス分野には重要な半導体化合物であると言えます。
 AC5-Hx(1)は,AC5と呼ばれるTPCO化合物の片側にヘキシル基が結合したモノアルキル置換構造を持ちます。堀田らは,1のTHFに対する溶解度(0.41 g/L)は,アルキル基を持たないAC5の10倍以上であることを報告しています。また,真空蒸着により作成した電界効果トランジスタ(FET)デバイス特性を検討したところ,1のキャリア移動度はμ = 5.9 × 10−3 cm2/Vs(ボトムコンタクト型)およびμ = 2.4 × 10−2 cm2/Vs(トップコンタクト型)であり,AC5よりもモノアルキル置換した1の方が,キャリア移動度は大きくなることが報告されています2)

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