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酸化反応に有用な高活性3価ヨウ素化合物ABBX / ABBX, A Highly Active Trivalent Iodine Compound for Oxidation Reactions

1-アセトキシ-5-ブロモ-1,2-ベンズヨードキソール-3-(1H)-オン(ABBX, 1) は,東郷らにより開発された活性の高い3価ヨウ素化合物です1)1を用いる一級および二級アルコールの酸化反応では,対応するアルデヒドやケトンが高収率で得られます。さらに,副生する5-ブロモ-2-ヨード安息香酸は,抽出後水層を酸性にすることにより容易に回収できます。なお,1はTCIメール157号13ページで紹介されている“スーパーDIB”(ANBX)に近い活性を持ち,かつ有機溶媒への溶解性を改善した化合物です1,2)
実験例 (4-メチルベンジルアルコールの酸化反応): 4-メチルベンジルアルコール (1.0 mmol, 122.1 mg) のクロロホルム (4 mL) 溶液にABBX (2.0 mmol, 767.7 mg) を加える。反応混合物を60 ºCで24時間撹拌する。反応終了後,重炭酸ナトリウム水溶液 (10 mL) に反応混合物を加えて,水層をクロロホルム (3 × 10 mL) で抽出する。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥して濾過し,濾液を減圧濃縮すると4-メチルベンズアルデヒド (108.0 mg, 収率90%) が90%の純度で得られる。水層に1M 塩酸 (15 mL) を加えて酸性 (pH約2) にして得られる不溶物を濾過すると2-ヨード-5-ブロモ安息香酸 (593 mg, 91%) が得られる。

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