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トリフラート選択的アルキニル化に有用なパラジウム触媒
No.184(2020/08発行)
PdCl2(alaphos)触媒(1)は,アミノプロピルホスフィン構造を有する二座配位子と二価パラジウムの錯体です1)。1 と臭化リチウム存在下,アリールトリフラートとアルキニルグリニャール試薬を作用させると,高収率で目的物が得られます。原料のアリールトリフラートは,入手容易なフェノールから一段階で合成できる点で優れています。また,臭化アリールトリフラートを基質として用いた場合,高い官能基選択性でアルキニル臭化アリールが得られます2)。アルキニルアレーンは多環式芳香族化合物のビルディングブロックとして,また機能性材料として重要な化合物であり,1を用いたカップリング反応は広く利用されることが期待されます。
文献
- 1) Enantioposition-selective alkynylation of biaryl ditriflates by palladium-catalyzed asymmetric cross-coupling
- 2) Dichloro[(2-dimethylamino)propyldiphenylphosphine]palladium(II) (PdCl2(alaphos)): An Efficient Catalyst for Cross-Coupling of Aryl Triflates with Alkynyl Grignard Reagents
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また,地域等によって販売製品が異なります。製品詳細ページが表示されない場合は,販売は行っておりませんのでご了承ください。
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