システムメンテナンスのお知らせ 2025年5月24日(土) 午後12:15 ~ 11:55:当時間帯は当ウェブサイトがご利用いただけません。ご不便をおかけして申し訳ありませんがご理解のほどよろしくお願いいたします。
HPMCカプセル試薬トライアルキャンペーン|募集中新設・移設研究室サポートプログラム|キャップ天面の二次元コードで製品書類簡単取得|[製品ハイライト] 免疫染色に有用な… |◆TCIウェブサイトのご案内◆|※ その他のお知らせ・更新情報(2025.5.21更新)
Maximum quantity allowed is 999
注文本数を選んでください。
マレイミドと反応して抗体を修飾するスピロヘプタジエン試薬
No.197(2024/11発行)
N6-[(スピロ[2.4]ヘプタ-4,6-ジエン-1-イルメトキシ)カルボニル]-L-リシン (1)は、タンパク質を部位特異的に修飾することができるため、均質な抗体薬物複合体 (Antibody Drug Conjugate, ADC)の作製に有用です1)。遺伝コード拡張によりタンパク質の特定の部位に導入された1のスピロヘプタジエン (spiroheptadiene, SCp)部分は、マレイミド部位と1.8–5.4 M–1 s–1の速度でDiels−Alder反応をして、六員環を形成します2)。1を導入した抗体と、薬物と結合したマレイミドと反応させて得られるADCは、マウスの血清中でのシステイン-マレイミド結合体よりも優れた安定性をもつことが示されており、in vivoでの有効性も確認されています。
弊社ではSCp部分を導入するための試薬として、炭酸スピロ[2.4]ヘプタ-4,6-ジエン-1-イルメチル4-ニトロフェニル (2)も取り扱っています。

文献
- 1) Click chemistry in the synthesis of antibody-drug conjugate
- 2) A Reactive Antibody Platform for One-Step Production of Antibody-Drug Conjugates through a Diels-Alder Reaction with Maleimide
掲載されている情報は、ご覧の「TCIメール」発行当時のものです。ご注文の際には最新情報をご覧ください。
また、地域等によって販売製品が異なります。製品詳細ページが表示されない場合は、販売は行っておりませんのでご了承ください。