アライン(Aryne)とは、ベンゼン・ナフタレンなどの芳香族化合物(Arene)から形式的に水素原子を2個取り除いて生成されるジデヒドロ化学種であり、芳香環上に三重結合(-yne)を有することを特徴としています。
また、芳香環に窒素などのヘテロ原子を含むアライン類は特に“ヘテロアライン”と呼ばれ、ピリジン類から誘導される“ピリダイン(Pyridyne)”や、キノリン類から誘導される“キノライン(Quinolyne)”などが知られています。
一般にアライン類は大きな歪みを有する不安定な化合物であるため、極めて高い反応性を示し、非常に有用な化合物として合成中間体として幅広く使用されています1,2)。