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TCI反応実例:梅本試薬IVを用いたトリフルオロメチル化反応
梅本試薬IVを用いたトリフルオロメチル化反応をご紹介します。梅本試薬IVは、強力な電子求引基であるトリフルオロメトキシ基によって活性化されているため、従来の梅本試薬シリーズよりも高い反応性を示します。

使用した化学品
実施手順
α-アセチル-γ-ブチロラクトン (200 mg, 1.59 mmol)のDMF (4 mL)溶液に水素化ナトリウム (60%, 76.1 mg, 3.17 mmol)を加えて、室温で15分間撹拌した。反応溶液を-45 °Cまで冷やした後、梅本試薬IV (1.08 g, 1.90 mmol)を加え、その後に室温まで昇温して1時間攪拌した。水を加えて反応停止した後、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後、減圧濃縮した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル:ヘキサン = 0:100 - 20:80)で精製すると、3-アセチル-3-(トリフルオロメチル)ジヒドロフラン-2(3H)-オン (218 mg, 収率71%)が黄色液体として得られた。
実施者コメント
反応溶液はNMRでモニタリングした。
分析データ
3-アセチル-3-(トリフルオロメチル)ジヒドロフラン-2(3H)-オン
1H NMR (270 MHz, CDCl3); δ 4.45-4.37 (m,1H), 4.31-4.22 (m, 1H), 3.07-2.98 (m, 1H), 2.63-2.52 (m, 1H), 2.51 (s, 3H).
先行文献
- Synthesis and applications of S-(trifluoromethyl)-2,8-bis(trifluoromethoxy)dibenzothiophenium triflate (Umemoto reagent IV)
その他の文献
- Introduction of Fluorine and Fluorine-Containing Functional Groups