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TCI Chemistry News July 2021
「TCIニュース」は,試験・研究用試薬をお使いの皆さまに,新製品情報やその他,お役立ち情報をお届けします。今号は,有機リン触媒アルコールと第一級アミンのカップリング反応に用いられるルテニウム触媒ハンドリング容易性と高活性を兼ね備えたケイ素反応剤nitro-Grelaを用いるオレフィンメタセシス,高品質有機半導体材料の合成と性能評価受託サービスなどをご紹介します。
有機リン触媒

有機リン触媒

TCIでは,取り扱いが容易で安定した固体である3種類の有機リン系触媒をご用意しています。2-[(ジフェニルホスホリル)メチル]フェノール [H1763]は,試薬由来の廃棄物がフリーの光延反応を触媒します。anti-1,2,2,3,4,4-ヘキサメチルホスフェタン1-オキシド [H1766]は,ニトロアレーンとボロン酸との脱酸素的C-Nクロスカップリングを触媒してヘテロアリールアミンを与えます。MeTAPS-Br [H1748]MeTAPS-I [H1749]は、常圧下での二酸化炭素固定化反応を可能にします。
アルコールと第一級アミンのカップリング反応に用いられるルテニウム触媒

アルコールと第一級アミンのカップリング反応に用いられるルテニウム触媒

クロロ(p-シメン)[2-[(ジ-tert-ブチルホスフィノ)メチル]ピリジン]ルテニウム(II)トリフラート [C3668]は,ベンジルアルコール誘導体と第一級アミンから第二級アミンを得る反応を触媒することが知られています。この反応は,添加剤も溶媒も必要としないことや,無保護のフェノール類やアニリン類が存在してもベンジルアルコール誘導体と第一級アミンの化学選択的な脱水縮合が進行することが特長です。さらに,C3668とルイス酸触媒であるIn(OTf)3存在下,アルコールとN-ベンジルトリプタミンを作用させると,タンデム型Pictet–Spengler反応が進行してテトラヒドロ-β-カルボリンを構築する反応も報告されています。
ハンドリング容易性と高活性を兼ね備えたケイ素反応剤

ハンドリング容易性と高活性を兼ね備えたケイ素反応剤

依光らは大気下で安定かつ容易にハンドリングできる1,2-ジ-tert-ブトキシ-1,1,2,2-テトラメチルジシラン [D5736]が優れたシリル化剤(ケイ素反応剤)であることを見出し,その特異かつ有用な反応を開発しています。例えばD5736を用いた銅触媒によるベンゾフランの開環シリル化では,温和な条件下で (E)-o-(β-シリルビニル)フェノールが高収率かつ高いE/Z選択性で得られます。また,D5736と種々のアリールクロリドとのカップリング反応では,SingaCycle™-A3を触媒前駆体として利用することで,対応するシリルアレーンが高収率で得られます。
TCI反応実例:nitro-Grelaを用いるオレフィンメタセシス

TCI反応実例:nitro-Grelaを用いるオレフィンメタセシス

ルテニウム錯体であるnitro-Grela [N1060]を触媒として用いた閉環メタセシスをご紹介します。反応レポートは,TCIの合成スタッフが行ったものです。実施手順だけでなく,反応実施者のコメントや分析データもご覧いただけます。
高品質有機半導体材料の合成と性能評価受託サービス

高品質有機半導体材料の合成と性能評価受託サービス

TCIでは,有機トランジスタ(OFET)デバイスの作製・評価を行い半導体材料の移動度を測定しています。TCI製品以外の半導体材料評価やデバイス作製条件の初期検討,半導体材料開発におけるご提案(置換基・アルキル鎖長等のファインチューニング)や,対応する有機トランジスタの性能評価受託サービスなどお客様のご要望に対応いたします。受託合成精製サービスと組み合わせたご依頼も可能です。お客様の様々な材料研究・開発に,ぜひTCIの受託合成及び評価受託サービスをご利用ください。
「自然冷媒」に爆発・炎上の恐れ

ケムステ記事ピックアップ

今号のケムステ記事ピックアップでは,『「自然冷媒」に爆発・炎上の恐れ』を紹介します。
第19回ケムステVシンポジウム「化学者だって起業するっつーの」

TCI協賛 ケムステVシンポジウム

TCIでは,ケムステーション主催のケムステバーチャルシンポジウムに協賛しています。今月は,「化学者による起業」をテーマにした第19回オンラインシンポジウム「アカデミア創薬」をテーマにした第20回オンラインシンポジウムが,それぞれ開催されました。第19回のシンポジウムは,アーカイブ動画としてケムステチャンネルに順次アップロードされるようですので,見逃された方はしばらくお待ちください。

8月31日まで:東京化成化学振興財団 -2022年度助成募集-

東京化成化学振興財団は,我が国の化学分野における研究開発に対し助成を行うことにより,化学技術の振興を図り,社会経済の発展に寄与することを目的として設立されました。 7月より,2022年度の助成事業の募集を開始しました。

» 東京化成化学振興財団の概要はこちら

» 2022年度助成募集要項はこちら

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