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CAS RN: 14024-18-1 | 製品コード: I0079
Tris(2,4-pentanedionato)iron(III)
純度(試験方法): >98.0%(T)
化審法:
2-2142
別名:
- トリス(2,4-ペンタンジオナト)鉄(III)
- アセチルアセトン鉄(III)
- 鉄(III)アセチルアセトナート
- Acetylacetone Iron(III) Salt
- Ferric(III) Acetylacetonate
- Iron(III) Acetylacetonate
ドキュメント:
包装単位 | 価格 | 埼玉県(川口)倉庫 | 兵庫県(尼崎)倉庫 | その他の倉庫 | 出荷情報 |
---|---|---|---|---|---|
25G |
¥3,000
|
≥40 | 14 | ≥80 | |
100G |
¥8,200
|
3 | 16 | 15 | |
500G |
¥24,700
|
11 | 4 | お問い合わせ |
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規格表
外観 | 赤色~暗い赤色~褐色粉末~結晶 |
純度(キレ-ト法) | 98.0 %以上 |
物性値(参考値)
融点 | 185 °C(dec.) |
水への溶解性 | 僅かに溶ける |
溶解性(可溶) | エタノール, アセトン, ベンゼン, ジクロロメタン, トルエン, クロロホルム |
GHS
絵表示 | |
注意喚起語 | 警告 |
危険有害性情報 | H302 : 飲み込むと有害。 H315 : 皮膚刺激。 H319 : 強い眼刺激。 |
注意書き | P501 : 残余内容物・容器等は産業廃棄物として適正に廃棄すること。 P270 : この製品を使用するときに,飲食又は喫煙をしないこと。 P264 : 取扱い後は皮膚をよく洗うこと。 P280 : 保護手袋/保護眼鏡/保護面を着用すること。 P302 + P352 : 皮膚に付着した場合:多量の水で洗うこと。 P337 + P313 : 眼の刺激が続く場合:医師の診断/手当てを受けること。 P305 + P351 + P338 : 眼に入った場合:水で数分間注意深く洗うこと。次にコンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。 P362 + P364 : 汚染された衣類を脱ぎ,再使用する場合には洗濯をすること。 P332 + P313 : 皮膚刺激が生じた場合:医師の診断/手当てを受けること。 P301 + P312 + P330 : 飲み込んだ場合:気分が悪いときは医師に連絡すること。口をすすぐこと。 |
法規情報
化審法 |
2-2142 |
RTECS# | NO8960000 |
輸送情報
利用例
2-PySO2CF2H : 触媒的ジフルオロメチル化に有用で安定なジフルオロメチル化剤
文献
- Iron-Catalyzed Di?uoromethylation of Arylzincs with Di?uoromethyl 2?Pyridyl Sulfone
利用例
鉄/dppbz触媒を用いる活性エステルの脱炭酸的カップリング
スクリューキャップ付きの容器に活性エステル(0.1 mmol),Fe(acac)3 (0.005 – 0.04 mmol)およびdppbz(0.006 – 0.048 mmol)を秤量し,添加する。容器を密閉して,アルゴン置換する。その後,蒸留THF(0.5 mL)を加える。反応液を5分間攪拌した後,アルゴン雰囲気下でジアリール亜鉛のTHF溶液(約0.3 mol/L,0.15 – 0.25 mmol)を0 - 25 °Cで一度に加え,同温度で1時間攪拌する。1 mol/L塩酸,飽和塩化アンモニウム水溶液,または水を添加し反応を停止し,水層をジエチルエーテルで抽出する。有機層を無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し,濾過後減圧下濃縮する。粗生成物をカラムクロマトグラフィやプレパラティブTLCで精製することで,対応するカップリング体が得られる。
文献
利用例
鉄触媒を用いたカルボキシアミドのortho-アルキル化反応
実験例 (R = benzyl):Fe(acac)3 (17.1 mg, 0.05 mmol),dppe (29.9 mg, 0.075 mmol) と3-メチル-N-(キノリン-8-イル) (131 mg, 0.5 mmol) のTHF (4 ml) 溶液に塩化ベンゾイル (190 mg, 1.5 mmol) を加える。反応混合物の入ったフラスコを65 ℃のオイルバスに入れて,PhMgBr (16%THF溶液,約1 mol/L) (0.6 mL, 0.6 mmol) を一度に加える。反応混合物を65 ℃で1分間撹拌してから,PhMgBr (16%THF溶液,約1 mol/L) (1.3 mL, 1.3 mmol) を65 ℃9分間で滴下する。滴下完了後,さらに65℃で1分間撹拌してから室温に冷却する。続いて,反応混合物に塩化アンモニウム (535 mg, 0.01 mol) の飽和水溶液を入れて反応を停止し,ジクロロメタン (3 ×10 mL) で抽出する。有機層を合一し,MgSO4で乾燥する。濾液を減圧濃縮し,得られた残渣をシルカゲルフラッシュクロマトグラフィー (溶離液:ヘキサン/酢酸エチル = 20:1) で精製すると2-ベンジル-5-メチル-N-(キノリン-8-イル)ベンズアミド (175 mg,収率99%) の白色固体が得られる。
文献
利用例
鉄/銅触媒による高効率的なC-Nクロスカップリング反応
実験例 (Entry 1):シュレンク管にp-アニシジン (92.4 mg)と,炭酸カリウム (138 mg),Fe(acac)3 (34.4 mg),Cu(OAc)2· H2O (20 mg)を加える。窒素雰囲気下で4-ブロモトルエン (85.5 mg) とDMF (0.8 mL) を加える。反応液を135 ℃に加熱して20時間撹拌する。冷却した反応液をジエチルエーテルで希釈し,セライトでろ過する。ろ液を濃縮した残渣をシルカゲルクロマトグラフィー (溶離液:石油エーテル/酢酸エチル) で精製すると4-メトキシ-N-p-トリルアニリンが得られる (98.1 mg, 92 %)。
文献
利用例
鉄を触媒に用いるクロスカップリング反応
文献
PubMed Literature
TCIメール
[製品ハイライト] 2-PySO2CF2H : 触媒的ジフルオロメチル化に有用で安定なジフルオロメチル化剤[注目論文] 鉄またはニッケル触媒による活性エステルの脱炭酸的炭素-炭素結合形成反応
[注目論文] 鉄触媒を用いたカルボキシアミドのortho-アルキル化反応
[注目論文] 鉄/銅触媒による高効率的なC-Nクロスカップリング反応
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