「TCIニュース」は、試験・研究用試薬をお使いの皆さまに、材料科学に関する新製品情報やお役立ち情報をお届けします。

今号は以下の情報をご紹介いたします。

• 太陽電池の性能を高める正孔回収SAM形成試薬
• COFの合成に使用できる2,2’-ビピリジンリンカー
• 2,7-置換および3,6-置換カルバゾール誘導体
• 電池研究向けイオン液体
• TCIメール最新号

太陽電池の性能を高める正孔回収SAM形成試薬

PACzシリーズは、p-i-n型（逆型）ペロブスカイト太陽電池に適した正孔選択層として開発されました。よく使用されるPTAA（＝ポリ[ビス(4-フェニル)(2,4,6-トリメチルフェニル)アミン]）を用いたセルよりも高変換効率や高安定性を実現することが報告されています。弊社ではPACzシリーズや3PATAT-C3を試薬量でご用意しています。大量供給についてもご相談ください。

COFの合成に使用できる2,2’-ビピリジンリンカー

2,2’-ビピリジンリンカー[D2893]、[B6576]は2,2'-ビピリジン構造を有する共有結合性有機構造体（COF）の合成に適用可能です。ビピリジン部位の金属原子への配位、ビピリジン部位の四級化、ピリジン窒素の高い電気陰性度など、様々な特性を活用した機能性材料の開発に有用です。

2,7-置換および3,6-置換カルバゾール誘導体

2,7-置換および3,6-置換カルバゾールは、有機EL（OLED）の発光材料や、有機エレクトロニクスデバイスのキャリア輸送材料、有機光触媒などの開発に有用です。上記以外のカルバゾール誘導体についても取り揃えています。ぜひ詳細をご確認ください。

電池研究向けイオン液体

弊社では様々なイオン液体をご用意しています。今回は、電池研究向けの製品をまとめた資料のご紹介です。リンク先の資料にて詳細をご覧ください。また、その他のイオン液体についてはこちらをご覧ください。

TCIメール最新号：寄稿論文、製品紹介

TCIメール最新196号では、東京理科大学の吉田優 准教授による寄稿論文、東洋大学京北高等学校の大貫裕之 教諭による「高校化学が時代の変化についてくことの難しさ」を掲載しています。

今号の製品紹介は、

スルホンイミドアミドの合成に有用なチオニルイミド誘導体

銅触媒によるC-Nカップリングに有用なジアミン二座配位子

合成化学を迅速化させるHPMCカプセル試薬

有機半導体や有機導体に利用可能なアクセプタユニット

エンド型糖加水分解酵素“エンドグリコシダーゼ”

AMP-活性化プロテインキナーゼ（AMPK）活性化剤

になります。

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