「TCIニュース」は、試験・研究用試薬をお使いの皆さまに、新製品情報やその他、お役立ち情報をお届けします。
今号は、以下の情報などのご紹介です。
- 官能基選択的水素化に有用な不均一系の活性炭担持 貴金属触媒
- 架橋剤として有用なジビニルスルホン
- 臭化アリールとレドックス活性エステルのクロスカップリングに用いられるアミジン型配位子
- Scholl反応によるルビセンの合成
- TCIメール最新号

官能基選択的水素化に有用な不均一系の活性炭担持 貴金属触媒
不均一系貴金属触媒は、担体の細孔や製法により反応性が異なることが知られています。弊社では、パラジウム / 炭素 (Pd 5%), PH型 [P3302]のパラジウム触媒、白金 / 炭素 (Pt 3%) (硫黄修飾) [P3305]の白金触媒、ルテニウム / 炭素 (Ru 5%), SD型 [R0322]のルテニウム触媒などの活性炭に担持した14種類の豊富なラインナップをご用意しています。各製品は液性、分散性およびろ過性などに特長があります。そのため、官能基選択的水素添加のためのスクリーニング実験や合成プロセス改善に有用です。

架橋剤として有用なジビニルスルホン
ジビニルスルホン [D0959]は、2つの電子不足なビニル基を有するため、分子間の結合形成に有用な試薬です。弊社では、豊富な製造実績を有し、安定した大量供給体制を整えております。利用例として、酵素やタンパク質固定のためのアガロースゲルの活性化をはじめ、ヒアルロン酸の架橋、導電性高分子 PEDOT:PSSの架橋の報告があり、さらには電池添加剤としても注目されています。

臭化アリールとレドックス活性エステルのクロスカップリングに用いられるアミジン型配位子
創薬研究や機能性化合物の開発において、芳香環へのアルキル基の導入は近年重要性が高まっています。中でも有機金属試薬フリーの反応や歪んだ環状アルキル化合物にも適用可能な反応は近年注目を集めており、脂肪族ハロゲン化物やカルボン酸等をカップリングパートナーとする反応が精力的に開発されています。5-メトキシピコリンイミドアミド塩酸塩 [M3794]はメトキシ基をもつ電子豊富アミジン型配位子で、臭化(ヘテロ)アリールとレドックス活性エステルのクロスカップリングに利用できます。

Scholl反応によるルビセンの合成
DDQ [D1070]とトリフルオロメタンスルホン酸 (= TfOH) [T0751]を用いた、9,10-ジフェニルアントラセンを出発物質としたルビセンの合成について紹介します。

TCIメール最新号:寄稿論文、製品紹介
TCIメール最新198号では、フロリダ大学の梅本照雄 先生による寄稿論文「使い易くて有用なフッ素導入試薬の開発」、千葉大学の東郷秀雄 名誉教授による「ヨウ化水素酸の還元剤としての特性」を掲載しています。
今号の製品紹介は、
p-i-n型ペロブスカイト太陽電池に適したパッシベーション用アンモニウム塩
になります。
TCIメール最新号:寄稿論文、製品紹介
今号のケムステ記事ピックアップでは、「【いまさら聞けない?】アジドの取扱いを学んでおこう!」を紹介します。
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