「TCIニュース」は、試験・研究用試薬をお使いの皆さまに、新製品情報やその他、お役立ち情報をお届けします。
今号は、以下の情報などのご紹介です。
- 取り扱い容易な多用途トリフルオロメチル化試薬
- 創薬研究に有用な3-置換ピペラジンの合成原料とビルディングブロック
- カプセル試薬を用いたGoldbergアミノ化反応
- ナトリウムトリアセトキシボロヒドリドを用いた還元的アミノ化反応
- TCIメール最新号
- 試薬管理システム「TRMS」

取り扱い容易な多用途トリフルオロメチル化試薬
5-(トリフルオロメチル)-5H-チアントレン-5-イウムトリフルオロメタンスルホナート [T4037]は、空気中でも安定で、取り扱い容易な固体粉末のトリフルオロメチル化試薬です。本試薬は求核的、求電子的反応や光照射を利用したラジカル反応、クロスカップリング反応など多様な反応条件でトリフルオロメチル化を実現します。

創薬研究に有用な3-置換ピペラジンの合成原料とビルディングブロック
ピペラジンは創薬研究において、重要な役割を担っているヘテロ環です。一方で、ピペラジン骨格を有するFDA承認薬剤のほとんどが窒素原子上での修飾にとどまっており、炭素原子上での構造修飾の余地が残されています。弊社では、3-置換ピペラジンビルディングブロックの1-ベンジル-3-(4-フルオロフェニル)ピペラジン [F1303]や、3-置換ピペラジンの原料として用いられるN-(2-アミノエチル)-N-ベンジルグリシンビス(トリフルオロアセタート) [A3419]をラインナップとして取り揃えています。

TCI反応実例: カプセル試薬を用いたGoldbergアミノ化反応
CuI入りカプセル試薬 [R0314]と1,10-フェナントロリン入りカプセル試薬 [R0309]を用いた、2-ブロモピリジンとインドールのGoldbergアミノ化反応をご紹介します。カプセル試薬を用いることで、触媒と配位子を秤量する手間が省けます。1カプセルあたり1,10-フェナントロリンが200 μmol、ヨウ化銅(I)が800 μmol充填されています。
他のカプセル試薬はこちらにてご覧いただけます。
>>カプセル試薬総合パンフレット

TCI反応実例: ナトリウムトリアセトキシボロヒドリドを用いた還元的アミノ化反応
ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド [S0394]とジメチルアミン塩酸塩を用いた、m-アニスアルデヒドの還元的アミノ化反応をご紹介します。

TCIメール最新号:寄稿論文、製品紹介
TCIメール最新199号では、スクリプス研究所のRyan A. Shenvi教授らによる寄稿論文、千葉大学の東郷秀雄 名誉教授による「単体ヨウ素の酸化的特性を利用した反応」を掲載しています。
今号の製品紹介は、
アルコールの光脱酸素反応を可能にする2-フルオロピリジニウム塩
になります。
試薬管理システム「TRMS」
弊社では、クラウドベースの試薬管理システム「TRMS(TCI Reagent Management System)」を開発しました。
研究室内での「情報」と「物品」の一致(情物一致)を実現し、在庫の見える化や管理の効率化を通じて、研究活動の生産性向上を支援します。
研究者が本来の研究に集中できる環境づくりをサポートすることで、R&Dのさらなる発展に寄与することを目指しています。
本システムは、国内の大学および大学に所属する研究室に提供しており、費用負担なくご利用いただけます。
専用のXアカウントも作成しました >>> @TCI_TRMS
デモのご依頼はこちらから >>> TRMS デモ申し込みフォーム
ケムステ記事ピックアップ
今号のケムステ記事ピックアップでは、「原子分光分析法の基礎知識~誘導結合プラズマ発光分析法(ICP-OES)を中心に~」を紹介します。
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